第1回「共通基盤シミュレーション手法」連続研究会
【開催概要】
日程: 平成27年6月11日(木) 13:30~17:00
会場: ステーションコンファレンス東京 602B
企画: ポスト「京」重点課題(7)
「次世代の産業を支える新機能デバイス・高性能材料の創成」G.共通基盤シミュレーション手法
<参加申込>
【開催趣旨】
計算物質科学の対象は光・電子デバイス材料、磁石材料、構造材料、機能性化学品等、多岐に亘り、これらの物質のシミュレーションにはそれぞれに特化した手法が開発されています。しかし一方で物質・材料シミュレーションでは対象とする物質・材料や現象が異なっていても用いる計算手法や背後にある考え方、さらにはアプリケーション自体も多くが共通しています。そこで、これらの手法を課題毎に個別に開発するのではなく共通する部分を見極め、基盤的シミュレーション手法・アプリケーションとして開発することにより、課題間の連携が大いに促進することが期待されます。この様な現状認識の下で、計算物質科学コミュニティにおいて計算手法、共通基盤アプリケーション、基盤的並列数値計算アルゴリズム、さらに実験との連携課題等に関して恒常的に議論する場を提供するために、本連続研究会は企画されました。各会の研究会では共通する手法やアプリケーションに関する特定の話題にフォーカスし、深く議論する機会を提供します。本連続研究会を継続することで、計算物質科学コミュニティの連携が促進され、その結果として来るべきエクサスケールコンピューティング時代の物質・材料シミュレーション手法の飛躍的な高度化を目指しています。
第1回となる今回の研究会では材料特性を予測する上で不可欠である相平衡や内部組織を取り上げ、深く議論する機会としたいと考えています。皆様の積極的な御参加をお待ちしております。
【プログラム】
時間 | 内容 |
---|---|
13:30-13:45 | 始めに ―相図・内部組織・マルチスケール計算― 東北大学 金属材料研究所 毛利哲夫 |
13:45-14:30 | 状態図計算のためのエネルギーの高精度計算 東北大学 大学院工学研究科 陳 迎 |
14:30-15:15 | クラスター変分法に基づく相平衡状態図の第一原理計算 東北大学 金属材料研究所 毛利哲夫 |
15:15-15:30 | 休憩 |
15:30-16:15 | 熱力学データベースの構築と計算状態図(CALPHAD)の応用 物質・材料研究機構 大沼郁雄 |
16:15-17:00 | フェーズフィールド法の基礎と応用 -CALPHAD法との連携について- 東京農工大学 工学研究院 先端機械システム部門 山中晃徳 |
【旅費・交通費】
申し訳ございませんが、本会議につきましてご参加される方への旅費支給は行っておりません。
【お問い合わせ】
計算物質科学イニシアティブ事務局
〒277-8581 千葉県柏市柏の葉 5-1-5
TEL 04(7136)3279 / FAX 04(7136)3441
email adm-office[at]cms-initiative.jp